こんにちは、なもすけです。
九州の大分県にあるサンリオが手掛けるテーマパーク「ハーモニーランド」をご存じでしょうか?
私なもすけは九州在住ですのでこども達を連れてよく利用させてもらっています。
2025年現在、そのハーモニーランドに関連してしばしば「エンタメリゾート化」「大分ハローキティ空港の誕生」といったニュースを目にします。
見るからに悪いニュースでないことは明らかではありますが、かと言ってどのような趣旨なのでしょうか?

私は当初見出しを見た際に「ハーモニーランド周辺がTDRのように再開発されるの?」「空港が新しくなるの?」と思ってしまいました!
本記事では、「ハーモニーランドのエンタメリゾート化」や「大分ハローキティ空港」について私なりに調べてまとめてみました。
この記事は主に
といった方にオススメの内容です。
ハーモニーランドの基本情報
まずはご存じない方もおられるかもしれませんので、ハーモニーランドについて簡単に紹介します。
ハーモニーランドは大分県速見郡日出町にあるサンリオキャラクターモチーフのテーマパークです。同じくサンリオが手掛ける「サンリオピューロランド(東京都多摩市)」と並んで国内に2か所のみのサンリオ公式のテーマパークなんです。
入場料は4歳以上で一律3600円、4歳未満は無料となっていますが、各種割引等も準備されています。
大きな特徴としては、ピューロランドが屋内型であるのに対してハーモニーランドは屋外型であるため、より季節感や自然(植物や自然光)を感じやすいと言えるのではないでしょうか。(もちろん天候の影響をもろに受けるという欠点もありますが…)
ハーモニーランドは雨が降っても楽しめる?天気が悪い場合の注意点
また日本屈指の温泉県である大分県の有名温泉地からもほど近い場所にあるため、ハーモニーランド訪問に併せて周辺の宿泊施設にて温泉旅行を楽しむ方も少なくないんですよ。
移動手段として自家用車はもちろん電車、路線バスでもアクセス可能です。飛行機利用の場合にも空港からのバスやその他公共交通機関等を利用して移動することができます。
ただし比較的山中にある施設であるため、移動手段によってはハーモニーランドまで到着するのに時間がかかる場合がありますので、地図アプリや乗換えアプリ等での予習は必須であると言えます!
ハーモニーランドのエンタメリゾート化について解説
それでは本題に入っていきますが、まずは「エンタメリゾート化」について解説していきます。
概要
このエンタメリゾート化については大分県と株式会社サンリオエンターテイメントが協定(包括連携協定)を結んで進めるプロジェクトであり、観光促進や地域活性化などを目指しているようです。
その一環で周辺エリアでの新たな宿泊設備の整備も視野に入れて整備を行っていく旨が述べられていました。

コチラの記事で紹介したもの以外にも魅力的な宿泊施設が出来上がるかもしれませんね♪
インバウンド誘致
今回のプロジェクトの中でも大きな目的の1つがインバウンド、すなわち訪日観光客の誘致の強化であるようです。
というのも2025年4月~10月の間で「大阪・関西万博」が開催されますので、これに伴い世界中からたくさんの訪日観光客が訪れる(はず)と考えられています。
そのため、これに合わせて後述する「大分ハローキティ空港」をはじめとした訪日観光客誘致、さらには日本中からの観光客誘致のための取り組みに力を入れているという訳なんですね。

国内のみならず世界的にもサンリオの人気は絶大ですので、とても大きな効果がありそうですよね!
期待される効果
まず2024年12月の会見ではハーモニーランドに以下のような課題があることが明言されています。
やはり移動に時間を要する場所ですので、近隣の方以外は宿泊なしで開園~閉園まで滞在するハードルは高めです。
また自家用車もなく公共交通機関にも乗り慣れていない訪日観光客や遠方からの観光客ではことさらハードルが高くなるのは明白ですよね。
すなわち県・サンリオとしては「宿泊でのハーモニーランド利用」に重きを置きたい考えがあると言えそうです。

このような現状から今回のプロジェクトにおいて「オフィシャルホテルが増える可能性があるのではないか?」と個人的に期待しています。
なお2025年時点ではハーモニーランドのオフィシャルホテルはただ1つだけです。(グランドメルキュール別府湾リゾート&スパ)
またこのホテルに関しては車で15分程度と決して近くはない場所に位置しており自家用車以外の方には利便性が良いとは言えません。(もちろんパーク-ホテル間のシャトルバスもありますが…)
またオフィシャル以外のホテルに関しても一部を除いて大半が車で10分以上に位置しているのです。
そこで新しく徒歩圏内ないしパーク併設型の宿泊施設が出来れば、そしてその宿泊施設がこれまでにないような特別な外観・内装・部屋・サービスなどを有していればどうでしょうか?
私個人としてはこのようなことが実現すればとっても魅力的だと感じます。
国内を代表するテーマパーク(TDRやUSJ)、九州内の主要なテーマパーク(ハウステンボス等)を見ても、やはりそのような敷地内や徒歩圏内の宿泊施設には需要があると言えますよね◎
エンタメリゾート化の取り組みの不安要素
これは完全に私の個人的な不安ですのでご承知おきください。
インバウンド増加によるパークや周辺の混雑
現在のハーモニーランドは良くも悪くも人が多過ぎない「地方の遊園地」といった混雑具合でありつつも、キャラクターの登場するショーやイベントのクオリティは高いです。
そのため幼いこども連れであっても「ショーが見れない!」「アトラクションにほとんど乗れなかった!」といったトラブルが起こりにくく満足度が高いんですよ。
しかし今後インバウンド客が増加していくとパークや周辺の混雑に繋がり、これまでのようなゆったりとした時間の過ごし方が出来なくなるのではないかと密かに危惧しているのです。

失礼ながら、私はハーモニーランドの「穴場スポット」的なところも魅力の1つだと思っているので、あの穏やかな雰囲気が失われるのは寂しくもあります。
宿泊施設内における文化の違いに起因するトラブル
もう1つ心配していることが、インバウンド増加によって文化の違いに起因するトラブル等が起こりやすくなるということです。
これは全国の宿泊施設で実際に起こっていることで、食事場所や大浴場等の共同スペースでのトラブルや騒音、私達にとっては違和感を感じるような過ごし方をされる海外の方も少なくありませんよね。
こども連れのご家族にとってはトラブルの元になりそうなことに対してはやや抵抗を感じてしまうのではないでしょうか?
大分ハローキティ空港とは何なのか?
ここまでは「エンタメリゾート化」について長々と解説したので、続いて「大分ハローキティ空港」について。
「大分ハローキティ空港」は新しく空港が整備されるわけではなく、既存の大分空港が期間限定で行うプロジェクトとなっています。
こちらも県とサンリオの協定の元に行われ、前述したような「万博に連動したインバウンド客や国内客の誘致」が主な目的であると言えそうです。
具体的には大分空港内をサンリオキャラクターで装飾する取り組み、そして大分空港~ハーモニーランドへのシャトルバスの実証実験が取り組みの主軸といえます。
そして「大分ハローキティ空港」のコンセプトは「世界でいちばん、あたたまる空港へ」という素敵なものなんですよ◎

大分県の温泉だけでなく人の温かさなど様々な「あたたかさ」を魅力として打ち出しているようです!素敵なコンセプトですよね◎
公式サイトでは本プロジェクトの概要に関する資料を確認することが出来ますのでぜひ1度ご覧になってみてください◎
今回のこの「大分ハローキティ空港」の取り組みが功を奏すれば、今後の安定した観光客の確保に繋がり、大分空港⇒ハーモニーランドからもう少し足を延ばしたところにある温泉地(別府など)の観光客増加にも貢献しそうですね!
さらには安定した観光客数が見込めると判断できれば、先ほど解説した「エンタメリゾート化」についてもより積極的に開発を進めて行ってくれるのではないか?という期待も抱いています。
まとめ
本記事では「ハーモニーランドのエンタメリゾート化」や「大分ハローキティ空港」についてまとめました。
ここまで解説してきたように、大分県とサンリオが協力して取り組む本プロジェクトによって、大分県、そしてハーモニーランドに観光客の増加が期待されています。
そして長い目で見て大きな効果が得られるようならば今後のハーモニーランド周辺の開発・整備がより一層進むでしょうし、老朽化の進んでいるパークの整備等についても期待できるかもしれませんね◎
今後も「ハーモニーランドのエンタメリゾート化」計画から目が離せません!
最後までご覧いただきありがとうございました。