こんにちは、なもすけです。
頑固な汚れやシミをはじめ家中の汚れに効果的ということで近年話題になっているオキシクリーン。
とても便利で日頃使っているという方も多いかと思われますが、果たして赤ちゃんの衣類や肌に触れる物にも安全に使用可能なのでしょうか?
「酸素系漂白剤」…て何?安全なの?
正しい使い方であれば安心して使ってOKです♪
結論から言うとオキシクリーンは赤ちゃんの衣類等にも使用することが可能です。
それどころかうんち汚れ血液汚れなどに絶大な効果を発揮するんです!
ただしいくつかの注意点があるのでしっかり理解しておく必要もありますよ。
本記事ではオキシクリーンが赤ちゃんの衣類等に使用可能である理由や使用上の注意点、そして役立つ使い方やコツを解説しています。
この記事は主に
という方にオススメの内容です。
オキシクリーンは赤ちゃん衣類等にも使える
オキシクリーンは一般的に「酸素系漂白剤」と呼ばれています。
粉末状オキシクリーンの主成分は「過炭酸ナトリウム」と「炭酸ナトリウム」であり、粉末状の酸素系漂白剤とは「水に溶かすことで漂白作用を得る製品」の総称です。
水に溶かした際にオキシクリーンは「炭酸ナトリウム」と「過酸化水素」に分解され、さらに過酸化水素は「酸素」と「水」に分解されます。
この時に発生した酸素によって漂白作用(酸化漂白)を得るため有害なガスの発生もありません。
小難しいことを色々と書きましたが要約すると
- 安全な物質に分解される
- 有害なガスが発生しない
以上の理由からオキシクリーンは赤ちゃんの衣類等にも安全に使用できるといえます。
もちろん赤ちゃんの衣類以外にも様々な使用用途がありますので気になる方は公式サイトにてご確認ください!
オキシクリーンを赤ちゃん衣類等に使う場合の注意点
安全に使用できるオキシクリーンですがいくつか注意すべき点もあります。
アメリカ版と日本版がある
オキシクリーンは元々はアメリカの会社の製品であるためオリジナルの「アメリカ版」と「日本版」が存在します。
日本版と比較してアメリカ版のオキシクリーンは界面活性剤や香料・柔軟剤等が含まれており、洗浄力が強い反面、添加物による肌への刺激も強いです。
そのため肌が敏感な赤ちゃんの衣類等に使用する場合には日本版の使用をオススメします。
密閉しない
後述しますがオキシクリーンは漬け置きでの使用方法(オキシ漬け)が非常に効果的です。
ただし漬け置きしている間は先ほど説明したように酸素ガスが発生し続けています。
そのため漬け置きしている容器を密閉するとどんどん内圧が上昇し破裂や爆発の危険があります。
また保管の際も密閉容器等に移し替えてしまうと空気中の水分と反応して酸素が発生し内圧が上昇するため危険です!
使用できない素材の確認をする
酸化作用を利用しているため一部使用できない素材があります。
- ウール
- シルク
- 革製品
- 金属製品・部品
これらの素材に対して使用すると生地を傷めたり、変性・変色のおそれがあります。
使用の際には必ず説明書や添付文書を確認するようにしてくださいね。
ゴム手袋等を着用する
安全なオキシクリーンではありますが、長時間素手で触れていると肌荒れが生じてしまいます。
使用の際には必ずゴム手袋等を使用して肌を保護するようにしましょう。
万が一素手で使用して肌荒れが生じた場合は必ず皮膚科などの専門医を受診してくださいね。
オキシクリーンの使い方・コツ
オキシクリーンで赤ちゃんの衣類等を漂白する場合の使い方やコツを解説します。
オキシ漬け
オキシ漬けは最も有名で基本的な使用方法ですね。
決まった分量のオキシクリーンをお湯に溶かした溶液に衣類等をつけ置きする使用方法です。
おおよそ20分~1時間程度漬け置いた後に流水で軽くすすいでから通常通りに洗濯をするだけ!
たったそれでけでキレイになるんだからありがたいですよね。
オキシ漬けする際の分量は以下の通りです。
お湯(40~60℃)4Lに対してオキシクリーンを付属のスプーン1杯
オキシかけ
こちらはオキシクリーンを溶かした溶液を汚れに直接かける方法です。
こどものうんち汚れ衣類等をすぐに洗う場合や、おむつ替えの際に汚れたカーペット等をキレイにする際に特に役立ちます。
溶液を汚れた部分にピンポイントにかけた後、洗濯物の場合は軽くもみ洗いして流水ですすぎ通常通りに洗濯します。
洗濯できないカーペット等の場合は溶液をかけた後5分程置いてからタオル等でトントンと叩いて汚れを除去し、最後に水拭きをします。
オキシかけする際の分量は以下の通りです。
お湯(40~60℃)500mLに対してオキシクリーンを付属のスプーン3/4杯
使用するお湯の温度について
公式では40~60℃のお湯の使用が推奨されています。
「熱ければ熱い程汚れが落ちそう!」とそれ以上のお湯の使用を考えてる方いませんか?
結論から言うと熱々のお湯の使用は厳禁です!
特に赤ちゃんのうんち汚れやこどもの血液汚れ等を対象にする場合は40℃程度のお湯の使用を推奨します!
その理由は2つあります。
1つ目の理由は「熱いお湯の使用はオキシクリーンの効果を十分に得られない」ため。
冒頭で述べたようにオキシクリーンはお湯に溶かした際の化学反応を利用して汚れを落とす製品でしたよね。
そのため必要以上に熱いお湯を使用することは化学反応が急速に進むことに繋がり、結果として十分な効果が得られなくなってしまうのです。
2つ目の理由は「うんち汚れや血液汚れ等のタンパク質汚れは50℃以上で落ちにくくなる」ため。
タンパク質汚れは50℃以上で固まってしまう性質があります。そのため熱いほど汚れが落ちにくくなってしまうのです。
ちなみに熱いお湯が効果的なのは皮脂汚れ等ですよ。
オキシクリーンは時間が経ったうんち汚れにも使える?
赤ちゃんのうんち汚れに早急に対応できれば大体の汚れはシミ1つ残さず落とせます。
しかし必ずしも早急に対応できないこともありますよね?そのような場合もオキシクリーンは効果的です。
使用方法としては「オキシ漬け」でしっかりと漬け置きします。私は1時間程度は漬けるようにしています。
(漬け置き時間も長ければ良いわけではありません。オキシクリーンの効果持続時間内に終えましょう)
そして洗濯後に天日干しするのも有効な方法です!うんちの色の元になるビリルビンは紫外線で分解されるためシミが残りにくくなるんだそうですよ。
オキシ漬けからの洗濯のみでも十分な効果が得られますが、私はすすぎの際に追加でウタマロ石けんを使ったりもします。個人的にオススメな方法です。
ウタマロ石けんで泥汚れやうんち汚れはキレイになる?使い方を解説
オキシクリーンは時間が経った血液汚れにも使える?
こちらもうんち汚れ同様にオキシ漬けを活用しましょう。
まずは事前に水洗いで落とせる汚れは落としておきましょう。この段階で固まったりこびりついている血液は除去します。
その後は1時間程度オキシ漬けをして、先ほどお伝えしたようにウタマロ石けんで仕上げのもみ洗い!からの洗濯をしてくださいね。
ホントここぞという時にはオキシクリーン×ウタマロ石けんの組み合わせが欠かせません!
子育て世帯の方にはこの2つは必ず常備することをオススメします♪
【追記】オキシクリーン マックスフォーススプレーを購入しました
スプレータイプの製品「オキシクリーン マックスフォーススプレー」を購入してこどもの血液汚れに使用してみたところ、とても簡単に汚れが除去できたので紹介します!
⇒オキシクリーンスプレーで子供服(衣類)の血液汚れを除去【実例】
自分のYシャツの襟汚れ落としとかにも丁度よさそうです◎
まとめ
オキシクリーンが赤ちゃんの衣類等に使える理由や使用上の注意点、そして使い方やうんち汚れや血液汚れの落とし方を解説しました。
オキシクリーンは基本的に安全な製品ですが赤ちゃんに使用する際は必ず界面活性剤・香料不使用の日本版を使用するようくれぐれもご注意ください!(下記のリンクは日本版です)
そしてうんち汚れや血液汚れに代表される「タンパク質汚れ」を落としたい場合には必ず40℃程度のお湯を使用してオキシ漬けを行うようにしてくださいね!
本記事がご覧になった方にとって何かのお役に立てば幸いです。
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